この記事は、 コンピュータウイルス について興味がある方へ向けた内容となっております。
近年、サイバー攻撃の手口は巧妙化し、被害規模も拡大の一途をたどっています。個人情報の流出、金銭的被害、プライバシーの侵害など、一度ウイルスに感染してしまうと、取り返しのつかない深刻な事態に発展する可能性があります。特に、家族の大切な写真や動画、子どもたちの学習データ、家計管理に関する情報など、かけがえのないデータが失われるリスクは計り知れません。
本記事では、コンピュータウイルスの種類とその被害例についてお伝えします。特に、被害例については実例も紹介し内容を深ぼって参りますので是非ご覧ください。
コンピュータウイルス とは?
コンピュータウイルスとは、コンピュータに侵入し、プログラムやデータに感染して様々な被害をもたらす悪意のあるソフトウェア(マルウェア)の総称です。詳細については、以下の記事でまとめておりますので是非ご覧ください。
コンピュータの脆弱性を突いて侵入されたウイルスは、多くの場合セキュリティソフトにより撲滅出来るので、積極的に導入されることをおすすめします。

コンピュータウイルスの種類や被害例
こちらでは、セキュリティソフトの対策が進められている代表的なコンピュータウイルスを、各種紹介します。
主要なウイルスの種類
ランサムウェア
近年最も深刻な脅威の一つとされるランサムウェアは、ユーザーのファイルを暗号化して使用不能にし、復号化のための身代金を要求するマルウェアです。
◆ランサムウェア被害防止対策 |警視庁HPより
2017年に世界的に大流行した「WannaCry」をはじめ、多くの企業や個人が被害を受けています。家族の写真や動画、重要な文書がすべて暗号化され、アクセスできなくなるという被害が報告されています。
トロイの木馬
一見無害な、または有用なソフトウェアに偽装して侵入するマルウェアです。一度インストールされると、外部からの遠隔操作を可能にしたり、個人情報を盗み取ったりします。オンラインゲームのチートツールや無料ソフトウェアに偽装されることが多く、特に若い世代の被害が目立ちます。
スパイウェア

ユーザーの行動を密かに監視し、入力したパスワードやクレジットカード情報などを盗み取るマルウェアです。キーロガーと呼ばれるタイプは、キーボードで入力されたすべての文字を記録し、外部に送信します。
ワーム
自己複製機能を持ち、ネットワークを通じて自動的に拡散するマルウェアです。感染したパソコンから、連絡先に登録されているメールアドレスに自動的にウイルス付きメールを送信することがあります。

アドウェア
不要な広告を表示させるマルウェアで、一見害がないように思えますが、システムの動作を重くしたり、フィッシングサイトに誘導したりする危険性があります。
◆Androidのアドウェアを削除する方法|NTT -あんしんセキュリティ-
物流が進む現代では、当たり前のようにある広告ですが有害サイト内にコンピュータウイルスを潜伏させる媒体になっていることもしばしばございますので気をつけましょう。
実際の被害事例
では、被害事例をSNSの声と共に見ていきましょう。
家族の写真やデータの消失
妹君のPCがウイルス感染 データ消えた様子 おかげでレポート作業が中断..(''
— てんなな-⑨ (@tennana_tef) January 5, 2010
SNS上で拝見する限り、ウイルス感染事例で一番多いのはデータの消失でした。特に、データのバックアップをしておらず完全に復元ができないなどかなり深刻な印象がありました。
また、ある家庭ではランサムウェアに感染したことで、10年間蓄積した家族の写真やビデオがすべて暗号化されてしまいました。バックアップを取っていなかったため、子どもの成長記録や家族旅行の思い出など、かけがえのない記録を永久に失うことになりました。
身代金を支払っても、データが復元される保証はなく、結果的に大切な思い出を取り戻すことはできませんでした。
オンラインバンキングの不正利用
カード不正利用の連絡があった。金額は1ドルらしいが、それでもカード停止のうえ新カードに交換🥺
— 蒼柴 (@forestofaoshi) April 19, 2022
ここオンラインバンキングやアプリは洗練されてないけどセキュリティしっかりしてるやん👍
近年、カード情報が盗まれるフィッシング詐欺の事例が増えています。今回取り上げたこちらの方は、被害額こそ少ないですが、これの怖いところは被害額の際限がないケースがある点です。
◆ セキュリティは大丈夫?正しい証券口座の選び方【フィッシング詐欺】| STUDY Gadget
スパイウェアに感染したパソコンを使用していた利用者が、オンラインバンキングのログイン情報を盗まれ、預金口座から数十万円が不正に送金される被害に遭いました。銀行からの通知で被害に気づいたときには、すでに複数回の送金が実行されており、完全な資金回復には長期間を要しました。
企業情報の流出による個人への影響
山形大また個人情報流出か、付属中の生徒や職員2269人分…職員PCに「ウイルス感染」の警告https://t.co/b8di1t87cp#ニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) June 6, 2025
教育機関のサーバー内のセキュリティホールを狙ったウイルスは、多くの個人情報を危険に晒します。度々ニュースになるため取り上げさせて頂きました。
またある会社がウイルス攻撃を受け、顧客情報が大量に流出しました。この中には従業員の家族の個人情報も含まれており、後日、その情報を悪用した詐欺電話や不審な郵便物が自宅に届くようになりました。個人情報の流出は、直接的な金銭被害だけでなく、長期間にわたる不安と警戒を強いることになります。
これらの事例からわかるように、ウイルス感染による被害は、単なる技術的な問題を超えて、私たちの生活や人生に深刻な影響を与える可能性があります。
まとめ

一度失われてしまうと二度と取り戻すことができない貴重なデータを保護することは、現代社会を生きる私たちにとって必要不可欠な責任と言えるでしょう。 コンピュータウイルス による被害が発生してから後悔するのではなく、今すぐに適切な対策を講じることで、安全で快適なデジタルライフを実現しましょう。
この記事以外にもデジタルに関する実用的な知識を紹介しておりますのでよろしければご一読頂けると嬉しいです。
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