この記事は、 PCSX2 について興味がある方へ向けた内容となっております。
今回は、PS2の名作ゲームをPCで楽しめるエミュレーター「 PCSX2 」の設定のために必要なBiosファイルを取り込む方法を解説していきます。
事前に準備しておくもの

PCSX2 を起動するには、PS2のBIOSが必要です。BIOSは著作権で保護されているため、ご自身で用意する必要があります。
- FMCB PS2 メモリーカード
- USBメモリ(容量:8GB以下)
- PS2本体初期型以外(SCPH-10000、SCPH-15000以外)
PS2のメモリーカードは、PS2付属のメモリーカードでは認識しないため、専用の物が必要です。また、USBメモリは使用前に必ずフォーマットしましょう。8GB以下のものが無ければアマゾン等で購入が必要です。PS2本体の初期型は、別の方法で吸い出す必要があるためここでは割愛いたします。
BIOSファイルを吸い出す
上記で準備したものを使って、PS2からBiosファイルをUSBメモリに吸い出します。
- こちらのページから「DUMPBIOS_USB.ELF」をインストール。
- インストール後のZIPファイルを解凍し、「DUMPBIOS_USB.ELF」をUSBメモリーにコピー。
- FMCB PS2 メモリーカードをPS2のメモリカードスロット2に差し込み、USBメモリをPS2のUSB端子上部に差し込む。
- PS2の電源を入れる。Free MCBootの画面になるので、メニューの中から「uLanchFLF」を選択して「〇」ボタンを押下。
- 「FileBrowser」を選択して「〇」ボタンを押下
- 「mass:/」を選択して「〇」ボタンを押下
- 「DUMPBIOS_USB.ELF」を選択して「〇」ボタンを押下
- BIOSのコピーが始まり、画面に文字がたくさん流れる。USBメモリのLEDが点滅するので、30分程度待つ。
- 画面が真っ暗で、USBメモリのLED点滅が収まっているのを確認後、PS2の電源をOFFにして、USBメモリを抜いてパソコンに差して中身を確認。以下のようにUSBメモリにファイルがあれば吸い出し完了です。

吸い出したBiosファイルは、この後解説するPCSX2のセットアップでファイル指定して使用するので、わかりやすい場所にファイル保管しておくことをお勧めします。

初めは、メモリの購入を渋って既に持っていた64GBのフラッシュメモリで試行しましたが、全く認識しませんでした。もし持ってなければ、諦めて買ってしまった方が今となっては早かったと思います・・・(苦笑
まとめ

PS2のBiosファイルは、著作権の問題がございますので実機からの吸い出しを強く推奨いたします。 PCSX2 を使えば、PS2の名作ゲームをPCで手軽に楽しむことができますが、法令を守り正しく遊ぶよう心掛けましょう。
この記事以外にも、デジタルやゲームに関する実用的な知識を紹介しておりますのでよろしければご一読頂けると嬉しいです。
【スポンサードリンク】