この記事は、 宅建士試験 について興味がある方へ向けた内容となっております。
取得したら将来不動産業界で活躍できる資格である宅建士ですが、試験の難しさがどれぐらいか、また合格点に達するに際して実践していたことについてまとめていきます。
試験概要
宅建士試験 は、計50問全て4肢択一式のマークシート方式の試験です。制限時間2時間で約7割の点数を取れば合格するのですが、この合格点は年によって変動し、その年の試験の難易によって変わります。詳細は、以下のリンクをご覧ください。
また、 宅建士試験 を効率的に攻略する方法として大手資格予備校がございます。信頼できるカリキュラムがあるので、独学では不安を感じるようであればそういった所でサポートを受けるのもありです。LECは、受験生のスケジュールに合わせたきめ細かいコースを多数用意しているのでおススメです。
宅建士試験 の難しかった所
合格点が相対評価
行政書士試験のように180点を取れば絶対に合格する試験と違い、年によって合格点が±3点程ばらつきます。よって、確実に合格するには8割以上得点しないといけないため、少しのミスも命取りになる部分が過酷でした。
法令上の制限の勉強範囲が広い&コスパが悪い
全4科目ある内の1つ、「法令上の制限」は都市計画法や建築基準法、農地法等土地や建物に関する法令知識を問われるのですが、しっかり対策しようとすると範囲が広く完全に対策するのは難しいです。また、都市計画法と建築基準法以外は1点分しか出題されず、費用対効果が優れない点もモチベーションが下がるポイントでした。
権利関係のイメージがしにくい
例年、難問の多い権利関係は問題の難易度もさることながら、習熟するのも大変な科目です。条文が抽象的で具体に落とし込みにくく、法律の事を初めて宅建で勉強する方にとっては特に苦労する科目の一つと言えます。
宅建士試験 の(個人的に)対策しやすかった所
権利関係
権利関係は法律の知識を勉強したことがない方にとっては、一番クセがあって難しい科目ですが、逆に過去に法律の勉強をした事がある方にとっては重複する内容も多く少ない勉強量で対策できます。行政書士や公務員試験を受験したことがある管理人は対策がしやすかったため、入れさせて頂きました。
暗記で解ける問題が多い
勉強する科目の範囲が広い宅建ですが、暗記すれば得点できる所が多い印象です。法令上の制限は、学習内容は一見広いですが、暗記が多数を占めており理解するより覚えていく学習になります。宅建業法は満点近く得点すべき科目なので内容の理解も必要ですが、数字を覚えれば解ける問題もあるので、宅建試験は勉強した分のリターンがしっかりあるのが易しいところだと言えます。
四肢択一なので、知識がある程度固まれば正答が導きやすい
試験科目に法律系がある資格は、記述や多肢択一、論述等があり回答形式毎に対策が求められることが多いですが、宅建は四肢択一のみで知識を固めていけば正解を導けます。知識が身についた実感をある程度持てるようになった際には、言い回しが分かりにくい選択肢にも対応できるよう、各資格予備校が出している予想問題で対策していき、確実な知識を身につけ試験に臨みましょう。
合格点を取る上でやった勉強法
問題集&参考書のイナズマ
宅建士試験 の対策をするにあたり、最初にしたことがテキストの購入でした。宅建の対策テキストは、他の資格試験よりも種類が多く選ぶのに悩みます。人気のテキストを調べて購入したのが「トリセツシリーズ」でしたので、以下にあげさせて頂いてます。
どんな問題が出題されるかを知りたかったので先に問題集から解きました。参考書は、間違えた問題の確認で利用する程度であくまで問題集を完璧にすることを考えました。テキストを一つ完璧にしたら、他の出題形式の違った問題でも食らいつけるようになります。
また、直前期の模試には生涯学習のユーキャンを使いました。その他の模試も利用しましたが、定まっていない知識を改めることが出来、大変分かりやすい解説が聞けるので良かったです。
宅建対策アプリ
テキストの他、対策でかなり役に立ったのが対策アプリです。「宅建試験 対策」でアプリ検索するとトップに出てくるのですが、このアプリは過去問がテキストよりも多く収録されていて各単元5問ごとに分けて出題してくれるのでスキマ時間にちょうどいいボリュームになってます。もちろん無料です!
IOS用
Android用
YouTubeの動画
どうしても活字だけでは知識の定着が難しい時は、Youtubeの動画が役に立ちました。よく利用させて頂いた動画投稿者様のチャンネルを紹介致します。
■あこ課長の宅建講座
初学者からリベンジ組まで幅広い層をカバーできるよう投稿主が工夫を凝らして講義スライドを解説しております。最後に1問1答形式の問題も載せて動画を作って下さっており、知識のインプットと復習が同時に出来るのが大変良く、曖昧な単元を復習する時に何度もお世話になりました。
■ずんだもん先輩の資格独学応援チャンネル【宅建・簿記・FP】
暗記スライドやオススメテキストの紹介、宅建士試験の受験者の実態等を時に面白く、わかりやすく説明している動画です。ツールとして使える暗記スライドを載せて下さっており、直前期はめちゃくちゃ助かってました。作るの大変だっただろうな・・・と投稿主の苦労が度々伺えるチャンネルでした。
最後に
合格に向けて、しっかりとした知識を定着しない事には合格率10%台の壁を越えることは出来ません。今回受験を終えて、よりしみじみと感じます。宅建士試験は確かに難しいですが、出題形式は単純で純粋な勉強量がものをいう試験なので、勉強時間を確保して試験にチャレンジしましょう。
この記事以外にも資格に関する実用的な知識を紹介しておりますのでよろしければご一読頂けると嬉しいです。
ではまた。