【Cities Skylines】島全体でゴミを処理して機能した10万人都市【PCゲーム】

【Cities Skylines】島全体でゴミを処理して機能した10万人都市【PCゲーム】
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この記事は、Cities Skylines について興味がある方へ向けた内容となっております。

都市建設シミュレーションゲームの金字塔として知られるCities Skylinesにおいて、10万人規模の大都市を維持運営することは決して容易ではありません。人口増加に伴い、交通渋滞、電力不足、上下水道の問題など、様々な課題が複合的に発生します。その中でも特に見落とされがちでありながら、都市機能に深刻な影響を与える問題がゴミ処理です。

本記事では、筆者が実際に構築した人口10万人の機能的な都市を例に、島の一部をゴミ処理専用エリアとして特化させることで都市全体の安定運営を実現した手法について詳しく解説いたします。都市拡張に行き詰まりを感じているプレイヤーの方々にとって、実践的な参考資料となることを目指します。

Cities Skylinesとは

Cities Skylinesは、フィンランドのColossal Order社が開発し、2015年にリリースされた都市建設シミュレーションゲームです。プレイヤーは市長として一から都市を設計し、住宅地区、商業地区、工業地区を適切に配置しながら、道路網、公共交通機関、電力供給、上下水道などのインフラを整備していきます。

このゲームの特徴は、従来の都市建設ゲームと比較して、より現実的で複雑なシミュレーションシステムを採用している点にあります。市民一人ひとりが個別にシミュレートされ、彼らの通勤、買い物、娯楽などの行動パターンが都市全体の機能に直接影響を与えます。また、環境汚染、騒音、犯罪率、教育レベルなど、多岐にわたる要素が相互に作用し合う複雑なシステムとなっています。

さらに、Steam Workshopを通じて提供される豊富なMODやアセットにより、プレイヤーは自分だけのオリジナル都市を構築することが可能です。建築物のデザインから交通システムまで、カスタマイズの自由度は極めて高く、創作意欲を刺激する要素が数多く盛り込まれています。


実際に作った10万人都市の説明

筆者が構築した10万人都市は、群島マップを基盤として設計されました。複数の島々を橋梁とトンネルで接続し、各島の特性を活かした機能分散型の都市構造を採用しています。以下に、この都市の主要な構成要素と運営のポイントについて説明いたします。

基本インフラと施設配置

10万人規模の都市を維持するために必要な基本インフラは以下の通りです。

電力供給システム

石炭火力発電所と風力発電、太陽光発電を組み合わせて安定した電力供給を実現しています。供給源から送電線網で全域をカバーしつつ、隔地には風力発電を散りばめてます。原子力発電所は、ゲームバランスが壊れるため設置しておりません。

上下水道システム
左は上下水マップ、右は現況
                                                            左は上下水マップ、右は現況

各島に適切な規模の給水塔と汚水処理施設を配置し、水源汚染を防ぐために上流・下流の関係を慎重に計画しました。特に人口密集地域では、給水施設と汚水処理施設の量を増やしてカバーしています。

交通インフラ
地下道は黒色で示されている。赤の色が濃いほど渋滞している。
                                         地下道は黒色で示されている。赤の色が濃いほど渋滞している。

主要幹線道路を6車線で構築し、各島間を結ぶ橋梁部分の交通渋滞を緩和するため、地下を含め複数ルートを確保しています。また、地下鉄とバス路線を組み合わせた公共交通網により、自家用車への依存度を抑制しています。

地区配置のこだわりポイント

この都市において実践した主要なこだわりポイントは以下の通りです。

機能的ゾーニング
画面下部は、住宅地域、右上は商業地域、左上は工業地域
                                             画面下部は、住宅地域、右上は商業地域、左上は工業地域

各島の地形と位置的特徴を活かし、住宅専用島、商業・オフィス複合島、工業専用島という明確な機能分担を行いました。これにより、各地区の特性に最適化されたインフラ整備が可能となり、効率的な都市運営を実現しています。

景観への配慮

住宅地域では緑地率を高く保ち、公園や並木道を積極的に配置しました。また、商業地域では高層建築物を計画的に配置し、スカイラインの美しさにも配慮した都市デザインを心がけています。

交通流動の最適化

主要な交通結節点には立体交差やランドアバウトを導入し、交通渋滞の発生を抑制しています。特に通勤ラッシュ時間帯の交通量分散に重点を置いた道路網設計を行いました。

ゴミ処理の島別特化
左側は、ごみ処理マップ、右側は現況。紫がごみ処理施設を表してます。
                                    左側は、ごみ処理マップ、右側は現況。紫がごみ処理施設を表してます。

最も重要なこだわりポイントとして、島の一つをゴミ処理施設に特化させました。この島にはごみ焼却施設、ごみ埋立地を集中配置し、都市全体のゴミ処理を一元的に管理しています。

島の一部をゴミ処理に特化させるメリット・デメリット

メリット

◎環境汚染の局所化と管理

ゴミ処理施設を一つの島に集約することで、大気汚染と土壌汚染を特定エリアに限定できます。これにより、住宅地域や商業地域への環境負荷を大幅に軽減し、市民の健康レベルと幸福度を高水準で維持することが可能になります。また、汚染対策も集中的に実施できるため、効果的な環境保護施策を展開できます。

◎土地利用の効率化

ゴミ処理施設は周辺への悪影響が大きいため、通常は都市の各所に分散配置する必要があります。しかし、専用島を設けることで、他の貴重な土地をより生産的な用途に活用できます。特に住宅地域の拡張や商業施設の充実により、税収増加にも寄与します。

デメリット

◎交通インフラへの負荷集中

全てのゴミ収集車が特定の島に集中するため、接続する橋梁やトンネルに交通負荷が集中します。適切な交通容量を確保しないと、ゴミ収集車の渋滞により処理効率が低下する可能性があります。複数ルートの確保や道路の拡幅などの追加投資が必要になる場合があります。

◎災害時のリスク集中

自然災害や事故により専用島の機能が停止した場合、都市全体のゴミ処理が麻痺する危険性があります。バックアップシステムの構築や、緊急時の代替処理方法の準備が不可欠となります。

ゲームを快適に動かすためには、それに合うパソコン選びが重要です。以下では私がオススメするパソコンも取り上げておりますので、是非ご覧ください。

まとめ

アルフレッド
アルフレッド

Cities Skylinesにおける10万人都市の運営は、多くの複合的な課題を同時に解決する必要がある高度な都市建設プロジェクトです。この戦略を採用する際は、交通インフラの十分な整備、災害対策の準備、初期投資資金の確保など、慎重な検討が必要です。本記事の内容が、より良い都市建設の参考となれば幸いです。

この記事以外にもゲームやPCに関する実用的な知識を紹介しておりますのでよろしければご一読頂けると嬉しいです。

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